2015年11月6日金曜日

藍染め和紙制作講座②回目(紙漉き編)

藍染め和紙制作講座「拝宮和紙+阿波藍」の第2回目が10月31日(土)に開かれました。
第2回目の内容は「手漉き和紙をつくる」。
 
 
場所は、徳島市内から車で約2時間那賀町拝宮の井本紙漉場で行われました。
拝宮地区はかつてほとんどの家が紙漉きに従事し、障子紙が盛んに作られていました。
 
 
 自然豊かな会場です。

 
 
和紙の原料となる楮。
蒸す→乾燥→一晩水につけ柔らかくなったものを、
包丁で外側の皮を削りとり、白い皮のみにしていきます。

 アルカリ液で二時間炊いた楮(あらかじめ用意していただきました)、
水の中に広げて傷や変色した部分を手作業で丁寧に取り除いていきます。
真っ白の和紙を作る為にはこの手作業が一番肝心とのことでした。
 
この段階では繊維が束の状態なので、参加者の皆さんが交代で叩いて繊維をほぐします。
ほぐした楮と水、ネリとよばれる液を混ぜると、綿のようにふんわりとした見た目に、とろけるような手触り。

そして、いよいよ簾桁(すけた)を使って、紙漉き作業にはいります。
はじめは紙がよれてしまったりと悪戦苦闘しながらでしたが、
みなさん3~4枚紙を漉きました。


窓からはいってくる太陽の光で、透き通った紙。自然と絡み合った繊維。
とても美しかったです。
 
井本紙漉場の井本満さんが和紙のチェックとアドバイスをお一人お一人に声をかけられていました。 



紙漉き体験は第3回11月7日(土)、第4回11月14日(土)がございます。


 

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