人形遣い勘緑さんが様々な芸術分野とのセッションを行う「じょうるりに行こう」。
4月7日に開催しましたvol.8では昨年のvol.1に続きフランス人チェリスト、スタン・デュゲさんとのコラボレーションでした。
バッハの曲のほか、今回のメインは太夫節をモチーフにした無伴奏チェロのための「BUNRAKU」(黛敏郎)を披露していただきました。
太棹三味線の撥さばきや義太夫節な微妙な節回しを、チェロで効果的に表現した曲。
みなさんにじっくりとお聴きいただきました。
勘緑さんが操る人形、そしてスタンさんのチェロの音色が合わさり、このセッションでしか味わえない素晴らしい公演となりました。
そして、急遽阿部一成さん(篠笛)も参加してくだいました。
桜色の着物を身にまとった可愛らしい娘人形と、澄み渡るような笛の音色が奏でる「さくらさくら」は、満開の桜の時期の訪れを祝福するようでした。