阿波藍×草月いけばな展
【 藍をつなぐ。使いつくす。】
阿波藍の製造には、種まきから約11ヶ月を要し、藍を建てて染料液をつくるのも時間のかかるプロセスです。染める工程も機械に頼らずすべて手作業で行われます。効率化を求める生活とは真逆の世界で、阿波藍の染色布は仕上がっていきます。
洋服を縫製する際に裁断され残ったハギレや絞り染めで鮮やかな模様を作るために必要な「あて布」など、通常は捨てられてしまいますが、その手間暇に思いを馳せると、例え1cm角の大きさの布であってもすてる気持ちになれません。
今回の展示では、阿波藍で染めた小さな布やハギレやあて布をつないで生まれ変わった作品と、草月流いけばな(出村丹雅草グループ)が互いにその魅力を引き立て合う空間をお楽しみいただきます。
また、会期中には、特別展限定の藍染製品を販売するほか、阿波人形浄瑠璃公演では藍染め衣装の人形が登場します。
■開催日時/
令和5年7月15日(土)~9月3日(日)
9:30〜18:00(9月1日〜3日は17:00まで)
※最終入館は閉館30分前まで
■会場/
徳島県立阿波十郎兵衛屋敷
■入場料/
一般410円、高・大学生310円、小・中学生200円
■阿波人形浄瑠璃定期公演
「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」
〜会期中は藍染め衣装の人形が登場します〜
毎日11:00、14:00
( ※8/12〜8/15 10:00、11:00、14:00、16:00)
■展示販売コーナー
特別展限定の藍染製品を販売します。
(Tシャツ、スカート、ワンピース、ブラウス、ブローチなど)