四、【(定期公演)傾城阿波の鳴門 順礼歌の段】太夫:中井松甫 三味線:豊澤町子 人形:大谷旭源之丞座11時からは毎日の定期公演でもある傾城阿波の鳴門 順礼歌の段を上演。
1番有名であり、当屋敷にゆかりがある演目なので、初めて浄瑠璃をご覧になられる方にも大変喜ばれました!

その間、人形座控え室になっている母屋では木偶達のセッティング中です。
簪を付けると華やかさが増しますね!
五、【絵本太功記 尼崎の段】太夫:(口)宮崎照美 三味線:鶴澤友丸 :(奥)竹本友廣 三味線:鶴澤友輔 人形:寄井座
おおよそ1時間の上演に、8体の木偶が出演します。

寄井座の座員さんの中に、イギリス人のルーさん(神山町在住)という方がいらっしゃいます。
「面白そうだから。」と人形浄瑠璃に興味が沸き、寄井座に入り1年半が経つそうです。春期大会では、“久吉(ひさよし)”の左手遣いとして出演されました。
六、【恋女房染分手綱 重の井子別れの段】太夫:井潟梅玉 三味線:竹本友和嘉 人形:鳴門座 太夫を務めるのは、鳴門座の座員でもある井潟さんです。

わが子である三吉に、お家存続の為に母と名乗りでることができない重の井。
三吉を泣く泣く追い返す『子別れ』の場面です。