川内・子ども人形浄瑠璃クラブや阿波十郎兵衛座など7つの人形座と4つの大夫部屋が出演し、計8演目の上演が行われました。
その中でも、今回ゲストにお迎えした乙女文楽の吉田光華さんの舞台の様子をお届けします!
【吉田光華さんプロフィール】
3歳より日本舞踊を始め、12歳で若柳流名取に。
その後、乙女文楽・吉田光子に師事し、吉田光華を襲名。平成9年、上方落語の重鎮、故・五代目 桂文枝の落語「天神山」の話の中で人形を遣い好評を得る。その後プロとして独立し、桂文枝との共演で『上方落語と乙女文楽』として日本各地で数々の舞台を重ねた。長年培った日本舞踊の素地を生かし、義太夫はもとより新内・長唄・小唄・琴・筑前琵琶・民謡・尺八などの曲に合わせ、従来にない演目を次々と振り付け、創作。女性一人遣いならではの柔らかな動きに注目されている。
【おもいのたけ】
鏡を見て身繕いをし、琴を弾いたり手紙を書いたり、「おもいのたけ」を表す様子。
【茄子とかぼちゃ】
茄子とかぼちゃの喧嘩をコミカルに唄った端唄。茄子とかぼちゃを持った木偶が、観覧席に降りてきて練り歩きます!
【ごあいさつ、人形遣いの解説】
実際に舞台に上がってもらい、人形遣いの体験を来館者の方々にしていただきました。
紐がついたリボンを頭に巻き、耳の後ろから紐を出します。リボンの紐と木偶の頭(かしら)の紐を繋げて動かします。
こうすると、人形遣いが右を向くと木偶も右を向く。というふうになります。
光華さんの袴から出ている棒のようなものは、木偶の着物にいれて膝部分になるそうです。
光華さんの袴から出ている棒のようなものは、木偶の着物にいれて膝部分になるそうです。
1人で操るのに、皆さん悪戦苦闘中。
約50分の上演を、皆さんうっとりと鑑賞されていました。