2016年11月27日日曜日

大迫力の備中神楽

今年三月にハワイで行われた日本の伝統文化フェスの出演をきっかけに親睦を深めた、
徳島・人形浄瑠璃あわ工芸座と岡山・備中神楽 倉敷社中。
 
互いの地域に残る伝統芸能の魅力を伝えたいと
26日に阿波十郎兵衛屋敷において両団体による公演が行われました。
 
14:00からはあわ工芸座「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を上演し、またあわ工芸座 後藤座長が太夫として出演しました。
 
そして15:00からは備中神楽 倉敷社中の公演です。
徳島初公演ということもあり、この日を楽しみにお越しいただいた方でお席がいっぱいでした。
 
①大黒さんで親しまれる「大黒主の命の舞」から始まり

大黒さんから「福の種」を観客のみなさんへと。
福の種(チョコレート)をもらった子どもさんは大喜びでした。


②続いてえびすさんこと「事代主の命の舞」。

 
 
③最後に「素戔嗚の命の大蛇退治の舞」の三演目を上演しました。


激しく舞台を駆け巡り動二匹の大蛇。
見た目の大きさもさることながら、繰り出される動きの激しさと熱演。
あまりの迫力に会場からは、歓声があがります。
 
 
 
あっという間の約50分の公演に、会場は大きな拍手に包まれました。
 
来年の5月には岡山県にて、あわ工芸座&備中神楽 倉敷社中の公演が行われるそうなので
是非ご覧ください。
 
 
 
 

2016年11月25日金曜日

明日26日は備中神楽&人形浄瑠璃

明日27日15:00からは、
岡山の郷土芸能「備中神楽」の公演が阿波十郎兵衛屋敷でございます!
備中神楽 倉敷社中のみなさんは、初めて徳島で公演を行います。


また、14:00の阿波人形浄瑠璃公演(出演/あわ工芸座、友輔会)とあわせてお楽しみください。

徳島×岡山の芸能をご覧いただける機会ですので、是非お誘い合わせのうえご来館ください。

2016年11月18日金曜日

金刀比羅まつりと阿波路会

11月12日・13日と阿波十郎兵衛屋敷の近くにある金刀比羅神社で秋祭りが開催されました。
昔からこんぴらさんとして親しまれている神社です。


初日には、子どもたちがひくお神輿とともに、
今年は人形座も一緒にお練りに参加し、三番叟やえびすといった神様の人形から、十郎兵衛屋敷らしく「傾城阿波の鳴門」に登場する人形が登場し、参道を賑やかに彩りました。



 
 

 また、13日には、五穀豊穣・天下泰平を願い勝浦座による「式三番叟」を奉納しました。
厳かな雰囲気の中にも、地元の子どもたちやご家族が集まり、地元のあたたかさが伝わってきます。


同日15:30、徳島の太夫 竹本友和嘉さんと、淡路の三味線奏者が結成した「阿波路会」の公演もあり、「仮名手本忠臣蔵四段目 塩谷判官切腹の段」を上演しました。

上演前には、吉田一紀先生による演目の解説も行いました。
 
緊迫した場面のため、上演中の途中入退場を禁止する同演目。
 
阿波路会のお二人とも、お父様が生前に浄瑠璃をしており、この日は
友勇さんのお父様の着物と、友和嘉さんのお父様の見台を使われていました。
 
その背中を押してくれているかのような、とても素晴らしい公演でした。
 
 

2016年11月9日水曜日

【ショップ】相生晩茶の新茶 限定入荷!

入手困難の「相生番茶」新茶を数量限定入荷しました。
(1袋30g/500円税抜)

阿波十郎兵衛屋敷オリジナルパッケージには
おめでたい三番叟がやかんを持ったデザイン。

 
人形芝居の農村舞台が全国で最も多く残る徳島県那賀町。

相生晩茶は摘んだ茶葉を茹でて揉み、

木桶に漬け込んで乳酸発酵させた後、天日干しにしたもの。

少し酸味のあるさっぱりした味わいが特徴。

このお茶の生産者は人形座の座員。

五穀豊穣、家内安全を願う「三番叟」を奉納しています。


農家でもある人形座員さんが手作業で仕上げたおいしい番茶。

とてもおすすめです。
 
 
 

 
 
 

2016年11月6日日曜日

阿波じょうるり鑑賞会

太夫の語りと太棹三味線による語り音楽「浄瑠璃」。

毎月1回、阿波人形浄瑠璃振興会に所属する個人・団体が出演し、浄瑠璃をじっくりときいていただける鑑賞会を開催しています。

昨日5日(土)は、友和嘉会(太夫/内田美峰、三味線/竹本友和嘉)が出演し「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛歌の段」を公演しました。

立見がでるほどの大盛況でした。
登場人物の「情」を語る太夫さんに、みなさん大きな拍手を送られていました。

2016年11月3日木曜日

前撮り撮影と三番叟

阿波十郎兵衛屋敷には、母屋という和室がございます。

前撮り撮影等で利用していただくことが多く、
天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を寿ぐ、おめでたい「千歳(せんざい)」・「翁」・「三番叟(さんばそう)」を現在展示しています。

先日、撮影で来館された笑顔が素敵でおちゃめな花婿さんと花嫁さん。
初めて人形浄瑠璃の木偶をご覧になられたそうです。

撮影後に、お邪魔して一緒に並んでいるところを写真を撮らせてもらいまいた。↓

お嫁さんの着物には鶴の文様が。
「鶴」は古くから長寿の象徴、また、「つがい」で生活することから夫婦仲の象徴とされるおめでたい柄です。
 
同じく鶴の柄が入った着物を着た三番叟が、お二人を祝福するようにあたたかく見守っています。
 

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