\阿波十郎兵衛屋敷 ゴールデンウィーク企画/
特別映像「人形師 天狗久」上映会と藍の衣装展
吉野川が運んだ肥沃な土のおかげで、阿波藍が育ち、その経済力を背景に今日まで阿波人形浄瑠璃や阿波おどりといった芸所として名を馳せた徳島。
阿波十郎兵衛屋敷では、この魅力を伝え、広げたいと考え、ゴールデンウィーク期間中、特別映像『人形師天狗久〜阿波木偶箱まわし、面劇、阿波人形浄瑠璃〜』上映会を開催します。
監督は栂岡圭太郎氏がつとめ、天狗久の執念と彼が作った人形を使い続ける人形浄瑠璃と箱まわし、面劇の舞台撮影を組み合わせた美しい映像とともに、阿波藍の隆盛で栄えた徳島の人形文化を伝えます。
また、期間中には川人美洋子氏が手掛けた藍染作品の展示・販売も行いますので、映像、展示、人形浄瑠璃公演とあわせてお楽しみください。
■ 人特別映像「人形師 天狗久」上映会■
期間中 毎日15:00〜16:00
■ 藍の衣装展 ■
期間中 毎日9:30〜17:00
■ 阿波人形浄瑠璃公演 ■
「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」
①11:00〜 ②14:00〜(約35分、全席自由席)
●【人形師 天狗久〜阿波木偶箱まわし、面劇、阿波人形浄瑠璃〜】
(NOBODY KNOWS /令和3年度 日本博主催・共催型プロジェクト)
(NOBODY KNOWS /令和3年度 日本博主催・共催型プロジェクト)
人形浄瑠璃、阿波木偶三番叟まわし、面劇−徳島で花開いた人形文化に欠かせない人形師の筆頭が、初代・天狗久(吉岡久吉/1858年~1943年)です。人形の頭の大型化やガラス目の採用など舞台で映える頭を工夫し、生涯を通じて千体超える頭を手掛けたと言われています。大阪の文楽や阿波人形浄瑠璃で使われる頭、阿波木偶箱まわしの頭、そして花之屋花奴の依頼をうけ、面劇のための面もつくりました。
今回、作家・宇野千代の『宇野千代聞書集』に収録されている「天狗屋久吉」から、宇野が天狗久の人形に出会い、その工房を訪ねて聞き書きした語りを下敷きに映画化。大駱駝艦主宰・舞踏家で俳優の麿赤兒が天狗久を演じ、職人の苦労と、そこから生み出された美しい人形が生き生きと動き出す、徳島ならではの豊かな芸能を収録しています。
今回、作家・宇野千代の『宇野千代聞書集』に収録されている「天狗屋久吉」から、宇野が天狗久の人形に出会い、その工房を訪ねて聞き書きした語りを下敷きに映画化。大駱駝艦主宰・舞踏家で俳優の麿赤兒が天狗久を演じ、職人の苦労と、そこから生み出された美しい人形が生き生きと動き出す、徳島ならではの豊かな芸能を収録しています。
天狗久:麿赤兒
語り:高泉淳子
阿波木偶箱まわし保存会:中内正子、南公代
阿波人形浄瑠璃:勝浦座
面劇:藤間直三
太夫:竹本友和嘉、竹本友廣
三味線:鶴澤友勇、鶴澤友輔
監督・編集:栂岡圭太郎
台本・演出:鈴木英一
構成・演出:花柳源九郎
撮影:林俊宏
助監督:長竹寿人
録音:ENYSYSTEM・神原幸子
照明:佐野倫太郎
制作:藤河良子
スチール撮影:坂口祐、南東茂樹