阿波十郎兵衛屋敷 初公演!
清和文楽(熊本・山都町)と阿波人形浄瑠璃
熊本県の清和文楽は、江戸時代嘉永年間(1860年頃)に、巡業に訪れた淡路人形座から人形を買い求め、技術を習ったのが始まりと言われています。また、初代天狗久をはじめ阿波、淡路人形師の頭を多数所有するなど徳島とも深い関わりがあります。平成4年に九州唯一の人形浄瑠璃専用の劇場「清和文楽館」が開館し、年間約200回の公演を行うほか、新作も手がけるなど活発な活動を続けています。
この度、視察をかねて清和文楽人形芝居保存会の皆さんが来県することとなり、平日ではありますが公演もしていただくことになりました。
徳島では初披露となる熊本ゆかりの妖怪“アマビエ”を題材にした新作人形浄瑠璃「肥後アマビエ戀歌[こいうた]異聞」(令和3年3月初演)や、おめでたい「寿式三番叟」を上演するほか、14:00からの定期公演では、城北座(徳島)の人形と、清和文楽の太夫・三味線奏者が出演し、徳島県と熊本県の人形浄瑠璃の共演をお楽しみいただけます。
■日 時
令和3年7月27日(火)13:45〜16:00
■プログラム
①13:45-14:00
「寿式三番叟」
太夫/岡本翔 三味線/竹本友清・渡邉奈津子
人形/清和文楽人形芝居保存会
〜清和文楽の太夫・三味線と、徳島の城北座の人形の共演〜
②14:00-14:30
「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」
太夫/竹本友清 三味線/岡本翔
人形/阿波人形浄瑠璃 城北座
③14:40-14:55
「清和文楽のお話し」
〜肥後の海に棲むと言うアマビエをモチーフとした清和文楽の新作!〜
④14:40-14:55
「肥後アマビエ戀歌異聞」
太夫/竹本友清 三味線/渡邉奈津子 ツレ・岡本翔
人形/清和文楽人形芝居保存会
■会 場
徳島県立阿波十郎兵衛屋敷
■入場料
一般410円、高・大学生310円、小・中学生200円